世界12位の錦織圭(28=日清食品)が、苦戦しながらも中国の新鋭を下し初戦突破した。17年全米オープンのジュニアを制した18歳、同415位のウー・イービン(18=中国)に3-6、6-0、6-3で逆転勝ちした。

第1セット、相手の失うものがない強打に守りに回り、第1セットを失ったが冷静だった。錦織は試合後「彼のレベルが高すぎると。いつか落ちると感じていた。自分のプレーを心がけた」。荒さからミスが出だした18歳に対し、第2セットは6-0で制し、その勢いを最後までつなげた。

3回戦は世界ランキング57位サム・クエリー(31=米国)と対戦する。錦織は「1セット目は落としたけど、テニス自体は良いという感覚がある」と手応えを得て次戦に臨む。